Club jannmu 2006

現在地

2007/10/21

現在地

 

 徹夜麻雀で散々な目に会い、明け方まだうすら寒い時間に電車に乗った。座っていると尻の下がなんだか暖かくなってきて、そのまま心地よい揺れに身を任せると、猛烈な眠気が襲ってきたのだった。

 

 花や風や日差しといったものでなく、電車の座席のヒーターや乗客の服装、中刷り広告の見出しなどで季節を感じるここ数年。だからといって急いた時間を過ごしているとも思わないし、そのこと自体は決して悪いことではなく、ある意味進化なのではないかとすら最近思うのだ。

 そんな意味もないことを考えている間に、確実に時は流れ季節は変わって行く。

 「焦ることはない」と自分に言い聞かせ、そのことを意識的に頭から排除する。まるで川を上って行く仲間を尻目に岩陰に身を隠し夢を見る魚の様に。

 

「遺伝子。そう、それは種ではなく個の遺伝子なのだ!」

 宗教を否定した宗教家が叫んだ。

「私を信じて金を出しなさい」  と。

「さあ、この半開放的な世界。亡者の巣窟へ」  と。

 

 誰かが肩をゆすった。

「終点だ。」

 青い制服に起こされ、目を覚ますとそこは現在地だった。

 

投稿日 2007/10/21 Feel something | リンク用URL | コメント (0) | トラックバック (1)

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2007/10/21   jannmu
タグ:落書き

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